災害への取り組み

「TSUNAMI 失敗は伝わらない」の嘘

災害への取り組み     防災     2011/03/26    

「"TSUNAMI" 失敗は伝わらない」というタイトルのビデオが2011年3月14日にアップされていました。

ビデオで紹介されているのは東日本大震災の被害を受けた地域です。

コメントの中には被災地の方々に見せたくない内容もあります。
Twitterでもつぶやかれています。

何度も津波が来るのに何故そこに住み続けるのかを疑問に感じていろいろ調べると「災害対策」にたどり着きました。

畑村洋太郎氏は、津波を例にとって「災害の事は30年経つと忘れてしまう。」と言っています。
また、「地元の人は、自分が生きている間に津波は来ないと思っている。」とも言っています。

この発言に疑問を感じました。
「人は忘れる」は正しいと思いますが、「地元の人は、自分が生きている間に津波は来ないと思っている。」には納得出来ませんでした。

ビデオにある石碑『高き住居は児孫に和楽』は、宮古市重茂姉吉の もののようです。
この地域は、 昔、大津波があって大きな被害を受けたことから、 多くの建物が高台に移されたとのこと。
ちなみにチリ沖地震の時の津波では、 重茂は被害を受けなかったそうです。
今回の地震では・・・ 正確な情報ではありませんが海の近くの施設は崩壊していますが死者行方不明者にかんしてはほとんどいないようです。
石碑のある重茂の人達は 過去の津波を次の世代に伝えていました。

津波の危険がある地域の人たちは防災意識が高く、避難訓練もしています。
避難所の場所も殆どの人が知っている。
防災意識が低いのはむしろ都心部に住んでいる人かもしれません。

あなたは、
地震が来た時の非常口を知っていますか?
避難場所を知っていますか?

「地元の人は、自分が生きている間に津波は来ないと思っている。」
どんな取材をしたのでしょうか?

三陸海岸の町の電柱やビルや道路には過去に起きた津波の高さを示した看板が数多く見受けられます。
現代版の石碑です。
先人の教えを理解した上で新たに現代版の石碑(看板)を建てて津波の被害から逃れようとしています。

津波危険区域の方々に限って言うならば、畑村氏の発言にはいくつかの嘘があります。
地元には津波の備えがある事
石碑より高い場所に移転した人々がいる事

この事実をビデオで触れていないのは
@言ってしまうと話が長くなったりややこしくなるから。
A知らなかった。
B取材をしてなかった。

@の場合は都合の良い話を作った事になります。
A、Bは学者としていかがなものか???

「自分が生きている間に津波は来ないと思っている。」人と「また津波が来るかもしれないから用心しよう。」と思っている人が混在していると考えた方が自然です。

「また津波が来るかもしれないから用心しよう。」と考えている人達は津波に備えて堤防を作り「自分が生きている間に津波は来ないと思っている。」人にも避難所を教えるでしょう。

「失敗は伝わらない」人がいる事は間違いないでしょう。
でも南三陸町全体では、失敗(津波情報)が長く継続して伝わっています。

三陸海岸の人又は出身の方が近くにいたら話を聞いてみてください。
子供のころから防災訓練をしている事が分かります。

石碑も電柱の看板と同じ目的で立てられたと思います。

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