南三陸町の仲間たち 

我輩は猫である、名前はまだ無い

Ep.2 招き猫の裕次郎 2012/01/12


南三陸町歌津の伊里前福幸商店街へ大きなプレゼント

本日夜、閉店間際の福幸商店街へ小さなダンボールが届きました。

開いてみると・・・写真のような2メートルもある招き猫が出て来ました。

写真の左右に立っているのは商店会長さんと福商店会長さんです。

「お〜〜〜でかい!!!」

12月の末にお正月飾りが欲しいと探しまわって、大阪の問屋さんに在庫が無いと断られた招き猫。

何処かで買えないかとTwitterで呼びかけました。

平行してインターネットショップを探しましたが売り切れや在庫無しで凹んでいました。

そして奇跡が起きました。

Twitter上の仲間から声がかかり、近所の文房具屋さんにあるよという。

現物で良いから交渉してくださいとお願いしましたが、

お店の人は新品でないと売れないと信用を重んじる商人らしい対応。

そして、招き猫さん(仮名)が手に入れたバルーンが

届きました!

しかも寄付して頂きました!!!

ありがとうございました!招き猫さん!

明日は何処に設置するか・・・うれしい悩みが(^^)/

12/01/12
「宮城県本吉郡南三陸町の仲間たち」より転載

皆んなで頑張りましょう

Ep.3 お見舞い(歌津より) 2012/07/16


九州のみなさんがタオルを必要としているツイートを見た。

何かしたいと思い・・・

「タオルを買って送ろうと思うんだけど」

商店街のオヤジ達にそう言ったら、

「私も送りますよ。」

「みんなでお金を出し合って送りましょう。」

ええええ!?

「以前支援していただいたタオルがまだ残っているので調べてそれも入れましょう。」

ええええええ!?

南三陸町歌津のオヤジ達と仲良くなれて良かった。

あっという間にタオルが梱包されて後は宅急便屋さんを待つだけになりました。

九州の皆さんすぐにお届けします。

一緒に頑張りましょう!

歌津の小屋っこ(ステージ着替え室)再設置終わりました。

Ep.4 南三陸町の仲間たち 2012/08/07


次回のイベントの準備が整い始めました。

4月の台風で飛ばされ壊れていたバス停の休憩室は、補修も済み伊里前福幸商店街で再利用されています。

雨や風を凌ぐ事が出来るのでみんな大喜びです。

ボランティアさんの着替え室としても利用されています。

たまたま近くに来ていたユニックの運転手さんの協力で最後の位置決めをしている様子です。

商店街は徐々に快適になってきました。

ご協力頂いた方々へ

ありがとうございます。

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お客さん、ボラさん、住民の方々に喜んでもらう計画の賛同者募集!

Ep.5 ウォシュレット作戦 2012/08/17


南三陸町は過疎の地域でした。
利便性を求めて町外への人口流出は止まりませんでした。

様々な資料でもご存知だとは思いますが全国平均と比べて人口比率は高齢者に傾いています。

震災を機にUターンを決意する若者が増えましたが、現状は高齢者の町です。

高齢者が快適に暮らす為に必要なものにウォシュレットがあります。
伊里前復興商店街だけでなく、高齢者の方や持病をお持ちの方にとって清潔なお手洗いは必需品になっています。
住民が声を大にして支援を求めることは有りませんが、公共のお手洗いではウォシュレットが切望されています。

※ウォシュレットは、国内温水洗浄便座市場全体での家庭での普及率は71.6%(2010年3月内閣府調べ)です。

伊里前福幸商店街にいらっしゃるお客様は、「お手洗いが奇麗で気持ちが良いですね」と喜んでくれます。
商店街のお手洗いは毎日奇麗に掃除しています。
(写真のコメント「汚れてたから掃除してるんだ。」)

先日、40代のある会社の社長さんがお手洗いを使った後に「ウォシュレットがあると痔持ちは嬉しいね。」とおっしゃったのが切っ掛けで商店街のお手洗いはどのように利用され紙の使用率や過去のお手洗いの詰まり等を調べました。

高齢になると一度に大量の紙を使う様になる事がわかりました。
よく商店街にいらっしゃる方々に話を伺った所、「とりあえず奇麗なお手洗いがあるだけでも有り難い」との言葉を頂きましたが本音の部分ではウォシュレットを切望していました。
津波で被害を受けた方々も以前はウォシュレットだったけど仮設住宅に住めるだけでもありがたい。家を建てるときは以前の様にウォシュレットにする。今はトイレットペーパーを大量に使っていると笑っていました。

観光でいらっしゃる方々も被災地だからお手洗いは仮設なんだなと言う事で我慢して使っていたのではないでしょうか。
ボランティア活動でいらっしゃる方々も希望しているけれど聞かれるまでは必要だとは思わなかったと言います。
商店街の方々も欲しいなと思っていたけど言い出せなかったと本音をもらしています。

再開したホテルや民宿では立派なお手洗いがあります。
宿泊設備より多くの方がいらっしゃる商店街のお手洗いを快適にして、お客様、ボランティアでいらっしゃる皆さん、住民、商店街の方々に喜んでもらう計画に賛同して頂ける方(*1)を募ります。

(地域活性化を考慮した結果、ウォシュレットは地元の業者さんに仕入と工事をお願いしたいと考えています。)

ご報告
21日 男性トイレ用ウォシュレットを35,000円(工事費混み)で、福幸商店街の中野電気さんに注文させて頂きました。
9月8日に女性用設置予定です。


◆このページで追加の情報を追記予定です。◆

*1(賛同して頂ける方)
この情報を多くの方に知らせて頂ける方。
1,000円からの募金に応募して頂ける方。
紹介する業者さんへ注文して頂ける方。
趣旨をご理解頂き今後の地域活性化活動に継続して協力して頂ける方。

追記
8月18日
商店街のお手洗いにウォシュレットを男性トイレ一カ所、女性トイレ一カ所の設置のご寄付状況。
愛知県 ボランティアさん 10,000円(17日)
東京都 歌津出身のTさん 3,000円(18日)
歌津  地元の方 2,000円(18日)
東京都 IT関係ボランティアさん 5,000円(18日)
神奈川県 Hさん 1,000円(19日)
歌津  地元おかあさん 3,000円(19日)
仙台 歌津ファンのZさん4人家族 4,000円(20日)
歌津 地元のおじさん 1,000円(20日)
歌津 希ストラップチーム 3,000円(20日)希ストラップ公式紹介ページへ
北海道 学生Nさん 1,000円(21日)
歌津 Hさん 1,000円(21日)
・・ Nさん 3,000円(21日)
・・ Uさん 10,000円(21日)
・・ Kさん 5,000円(22日)
・・ Mさん 5,000円(22日)
・・ 0さん 2,000円(23日)
・・ Aさん 3,733円(23日)
・・ Sさん 5,000円(23日)
・・ Tさん 2,000円(23日)
神奈川 Sさん 10,000円(25日)
仙台 Tさん 3,000円(25日)
仙台 Kさん 1,000円(25日)
仙台 Iさん 20,000円(27日)
** ** 2,000円(28日)


小計 105,733円

設置総予算8万円

ーーーーーーーーーー

ウォシュレット募金は終了しました。
ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。
当サイトで、お預かりしている基金のご報告をさせて頂ます。

歌津支援センターへのバックアップもご検討下さい

連絡先
mall@minamisanriku-mall.com
080-5516-0015

お手数ですが、メールでお名前と住所をお送りください。
善意の任意団体が寄付を募る場合は一人一人の氏名、住所など個人を特定できる情報も同時に集めることにより、寄付者を特定し、寄付者一人当たり110万円まで非課税とする税法があり全額非課税となります。

よろしくお願いします。

※物品購入等の状況は当ホームページまたは、伊里前福幸商店街ホームページで、お知らせします。
※南三陸町、南三陸町の縁のある方で困っている方の支援に使わせて頂く場合があります。

関連リンク
チラシ配り用スクーターの修理
地域活性化の一つの方法もお読み下さい。

参考(Wiki)
南三陸町
宮城県の北東部、本吉郡の南部に位置し、志津川湾、伊里前湾に面する町。湾内には椿島、竹島、船形島、野島などの島があり、リアス式海岸特有の優れた景観を持つ。沿岸部一帯は南三陸金華山国定公園の指定を受けている。

南三陸町(に該当する地域)の人口の推移
1970年 22,943人
1975年 22,343人
1980年 22,243人
1985年 21,970人
1990年 21,401人
1995年 20,428人
2000年 19,860人
2005年 18,645人
2010年 17,431人
総務省統計局 / 国勢調査

産業別就業者数(2005年国勢調査)
第一次産業 :2,303人
農業、林業、漁業、鉱業
第二次産業 :2,611人
製造業、建設業、電気・ガス業、工業
第三次産業 :3,937人
小売業やサービス業

お客様に気持ちよくお買い物をして頂く為に・・・

Ep.6 ウォシュレット作戦 2012/08/22


「トイレがいつも奇麗ですね」と、お客様やボランティアさんにお褒めの言葉を頂いている伊里前福幸商店街の男子お手洗いに...

ウォシュレットが付きました。

お客様も、復興支援でいらっしゃるボランティアさんにも喜んで頂けるように毎日しっかりお掃除してお待ちしております。

このお手洗いは、地元の皆さんや全国からの支援で設置する事が出来ました。

ご協力を頂いた皆様、ありがとうございます。

女性用のお手洗いのウォシュレットはこれからです。

ウォシュレット支援とその他のお願いページを開きます。

歌津支援センター最初の支払い

Ep.7 ウォシュレット作戦 2012/08/23


お客様やボランティアさんに気持ちよく商店街で過ごして頂く為のウォシュレットを購入代金をお支払いさせて頂きました。

※ご支援頂いている皆様に可能なかぎり詳しい情報をお届けします。
※領収書を頂けない使途については御容赦ください。
(例:開店のお祝い、冠婚葬祭にかかる費用、寸志、その他)
(商店街で使うテントを寄贈して頂いた方へのお礼用のお菓子購入は地元の販売店の領収書を保管)

歌津支援センター(創造工房)
場所:南三陸町歌津伊里前福幸商店街
連絡先:080-5516-0015(象さんですかとお話し下さい)
メール:mall@minamisanriku-mall.com
Twitter : @studio_elephant

女性トイレにもウォシュレット導入しました。

Ep.8 ウォシュレット作戦 2012/08/30


より快適に商店街で過ごして頂けます。

このお手洗いは「商店街にウォシュレットを」に共感して頂いた方々の協力で設置する事が出来ました。

次のリンクは呼びかけ時の記事です。
追記で協力頂いた方々のイニシャルを発表させて頂きました。
お客さん、ボラさん、住民の方々に喜んでもらう計画の賛同者募集!

この人達凄い。手本にしたい。

Ep.9 南三陸町の仲間たち 2012/09/02


伊里前福幸商店街は38度です。

炎天下の中で高温にさらされて枯れた植木鉢の花の交換が始まりました。

その後の様子を見に来て必要なら手入れをする。

お手本にします。

商店街一同でテントをはり、日陰をつくりました。

ありがとう。

熱中症に気をつけてください。

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旗の商店街で遊ぶ子供

Ep.10 仮設商店街のアイドル 2012/09/03


歌津の子供は今日も元気だよ。

遊具があったらもっと安全に遊べるのかな。

「お客さん、ボラさん、住民の方々に喜んでもらう計画」の最終報告です。

Ep.11 ウォシュレット作戦 2012/09/04


伊里前福幸商店街の全ての個室をウォシュレットにする事が決定し、残り3セットを本日発注しました!

最終的に、男女合計5セットのウォシュレットが導入されます。
※1台目3.5万、2〜4台目4万、合計19万5千
ご協力頂いた合計 105,733円
※3台目からは、町内から支援を頂きました。

皆様、ありがとうございました。


こんごとも伊里前福幸商店街、歌津支援センターをよろしくお願いします。

伊里前福幸商店街

その他の用途のご支援は、歌津支援センターで、9千円(5名)を、お預かりしています。
歌津支援センター(創造工房)

歌津支援センター建物構想図

Ep.12 南三陸町の仲間たち 2012/09/10


歌津支援センター構想間取り図
一階部分

様々な施設までのおよその距離
たいしゅう食堂200メートル
伊里前福幸商店街150メートル
バス停210メートル
中学校校門20メートル
小学校校門60メートル
コンビニ600メートル

高台(避難所より少し高い場所)

設備(予定)
流し、水洗便所、シャワー
部屋数3
男性部屋(8畳)/女性部屋(8畳)/たたき・その他の設備(6畳)

設備補足
(広間16畳/ロフト6〜8畳)

建物の大きさ3.7メートル×11メートル

コミュニティは崩壊していない。

Ep.13 南三陸町の仲間たち 2012/09/19


震災後コミュニティが崩壊したという言葉を耳にする機会が多くなりました。
人類学とか学んだわけでもない自分にとって体系的な解説とかは出来ませんが、コミュニティが同じ目的を持った人々の集まりだとするならば、コミュニティは崩壊していないと感じています。

避難所ではお互いが助け合い、被災した方々へ高台の農家の方々が食料や毛布を提供しました。
『コミュニティ生活の場における人間性の回復』は、被災地よりむしろ大都会での今の問題なのかもしれないと思うくらいです。

震災前に比べて地域の住民の繋がりは広がり強くなっています。
以前は挨拶をしなかった方々も避難所で共同生活をする間に話しをするようになり挨拶をするようになりました。
避難所で同じ地区に住みながら知らなかった人同士が知り合いになりました。
毎日の様に行われる復興の話し合いでも繋がりが強くなっています。
仮設住宅へ引っ越しても避難所での出会いや共同作業の思い出が話す切っ掛けを作っています。

各仮設住宅には集会場が出来ています。
町民の要望で町やボランティアさんの活動で建てたものです。
集会場というコミュニティスペースは仮設住宅に住む小さな単位で活用されています。
使用頻度は低いものの有用な場所になっています。

でも、各仮設住宅の集会場はもう少し大きな単位でのコミュニティスペースにはなっていません。
小さな単位の集会場は小さな独立国を作り始めています。
せめて、戸倉地区、志津川地区、歌津地区単位の人が集い話し合う場所が求められています。

戸倉地区では規模は小さいものの地域全体で利用する「戸倉自治協議会の事務局・ 寺子屋こうやくん(学習室)」が建てられました。
志津川地区では、さんさん商店街がその役割を担う場所になるでしょう。
歌津地区では伊里前福幸商店街がコミュニティとしての役割を果たしています。

志津川地区と歌津地区の商店街は学校の近くにあります。
毎日児童が通学し学校では体育会等の行事が行われます。
体育館やグラウンドはスポーツをする子供達に利用されます。
そういう場所には父兄が集まります。
商店には日常品を買いにくる方々がいます。
バス停等のある場所は乗降客が集まります。

バス停や学校が近い伊里前福幸商店街は地域全体の方々が集うコミュニティになっていますが、まだお客様の休憩場所はありません。
今後の課題だと考えています。

参考
コミュニティ(英語:community):英語で、「共同体」を意味する語に由来。同じ地域に居住して利害を共にし、政治・経済・風俗などにおいて深く結びついている人々の集まり(社会)のこと(地域社会)。日本語の「共同体」はこれの訳語。主に市町村などの地域社会を意味するが、転じて国際的な連帯やインターネット上の集まりなども「共同体」あるいは「コミュニティ」と呼ばれる
Wikiより

1969(昭和44)年、国民生活審議会の「コミュニティ問題小委員会」の検討の結果、『コミュニティ生活の場における人間性の回復』と題する報告書が出版されて、コミュニティという言葉が広く使われるようになった。
これを契機に、自治省始め他の行政施策の中で、コミュニティという言葉が頻繁に使用されるようになる。そして、そこでは、報告書の題名となった「生活の場である地域社会で、人間性の回復」が期待され、願望されていた。
それというのも、地域には部落会や町内会、自治会などの全住民が参加する組織はあったが、旧い体質や、都市農村を問わず地域社会の激しい変貌で、過密や過疎が進み従来の地域社会の考えでは、人々のニーズに応えられなくなったいた。
はてなワードより