災害への取り組み
「南三陸町災害支援対策本部」は庄内町にあります。
Ep.6 災害への取り組み 2011/03/18
山形県庄内町は南三陸町の姉妹都市です。
庄内町にある南三陸町災害支援対策本部(事務局 総務課防災交通係)
電話 0234(56)3395/FAX 0234(56)3222
「南三陸町災害支援対策本部」のホームページへ移動します。
足りない物資等の情報が掲載されています。
「TSUNAMI 失敗は伝わらない」の嘘
Ep.7 防災 2011/03/26
「"TSUNAMI" 失敗は伝わらない」というタイトルのビデオが2011年3月14日にアップされていました。
ビデオで紹介されているのは東日本大震災の被害を受けた地域です。
コメントの中には被災地の方々に見せたくない内容もあります。
Twitterでもつぶやかれています。
何度も津波が来るのに何故そこに住み続けるのかを疑問に感じていろいろ調べると「災害対策」にたどり着きました。
畑村洋太郎氏は、津波を例にとって「災害の事は30年経つと忘れてしまう。」と言っています。
また、「地元の人は、自分が生きている間に津波は来ないと思っている。」とも言っています。
この発言に疑問を感じました。
「人は忘れる」は正しいと思いますが、「地元の人は、自分が生きている間に津波は来ないと思っている。」には納得出来ませんでした。
ビデオにある石碑『高き住居は児孫に和楽』は、宮古市重茂姉吉の もののようです。
この地域は、 昔、大津波があって大きな被害を受けたことから、 多くの建物が高台に移されたとのこと。
ちなみにチリ沖地震の時の津波では、 重茂は被害を受けなかったそうです。
今回の地震では・・・ 正確な情報ではありませんが海の近くの施設は崩壊していますが死者行方不明者にかんしてはほとんどいないようです。
石碑のある重茂の人達は 過去の津波を次の世代に伝えていました。
津波の危険がある地域の人たちは防災意識が高く、避難訓練もしています。
避難所の場所も殆どの人が知っている。
防災意識が低いのはむしろ都心部に住んでいる人かもしれません。
あなたは、
地震が来た時の非常口を知っていますか?
避難場所を知っていますか?
「地元の人は、自分が生きている間に津波は来ないと思っている。」
どんな取材をしたのでしょうか?
三陸海岸の町の電柱やビルや道路には過去に起きた津波の高さを示した看板が数多く見受けられます。
現代版の石碑です。
先人の教えを理解した上で新たに現代版の石碑(看板)を建てて津波の被害から逃れようとしています。
津波危険区域の方々に限って言うならば、畑村氏の発言にはいくつかの嘘があります。
地元には津波の備えがある事
石碑より高い場所に移転した人々がいる事
この事実をビデオで触れていないのは
@言ってしまうと話が長くなったりややこしくなるから。
A知らなかった。
B取材をしてなかった。
@の場合は都合の良い話を作った事になります。
A、Bは学者としていかがなものか???
「自分が生きている間に津波は来ないと思っている。」人と「また津波が来るかもしれないから用心しよう。」と思っている人が混在していると考えた方が自然です。
「また津波が来るかもしれないから用心しよう。」と考えている人達は津波に備えて堤防を作り「自分が生きている間に津波は来ないと思っている。」人にも避難所を教えるでしょう。
「失敗は伝わらない」人がいる事は間違いないでしょう。
でも南三陸町全体では、失敗(津波情報)が長く継続して伝わっています。
三陸海岸の人又は出身の方が近くにいたら話を聞いてみてください。
子供のころから防災訓練をしている事が分かります。
石碑も電柱の看板と同じ目的で立てられたと思います。
自然災害への取り組みと人災への取り組みを比べるのは変ですか?
Ep.8 防災 2011/03/27
1945年〜1994年の津波死者数は、1,971人です。
明治三陸地震と東日本大震災で犠牲になった方々も含めて4万人以上になります。
昭和21年以降平成8年までの51年間で交通事故死者の累計は50万5,763人でした。
交通事故は場所を選びません。
「高台に引っ越せば良いのに」という意見をネットで見かけます。
同じ考え方をすれば「車を全て無くせば交通事故は起きない」になります。
津波は自然災害だから防げない。
交通事故は人災だからみんなが気をつければ防げる。
そう言う反論が聞こえてきそうです。
でも実際は50年以上交通事故は続いています。
交通事故対策と津波対策の対比
ガードレールを作って車が道路から飛び出すのを防ぐ。
堤防を作って波の被害を和らげる。
信号機を作って歩行者と車の衝突を防ぐ。
津波警報で住民にいち早く知らせて避難する。
道路交通法
災害対策基本法
似ている物を並べてみました。
比較するのは変ですか?
車は早く快適に移動できて便利だ。
多少のリスクは仕方が無い。
事故が起きないように工夫すればよい。
海の近くに住めばすぐ船を出せる。
多少のリスクは仕方が無い。
しっかり対策をして津波が来たら避難すればよい。
私には同じ考え方のような気がするのですが・・・
原発はコストがかからない。
多少のリスクは仕方が無い。
二十三重の安全対策をしているから事故は起きない。
たとえ起きてもすぐに対応出来る。
自然災害への取り組みと人災への取り組みのどちらが傲慢な考え方なのでしょう・・・
Yahoo!知恵袋の質問へ飛びます。
津波災害対策(自然災害)と交通事故対策(人災)を比べるのは変ですか?
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今回の地震で被害を受けたアップル製品をご愛用のお客様に
Ep.9 Apple 2011/03/29
アップルの公式発表ページへ
このたびの地震により被害をお受けになった皆様に、心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復興をお祈りいたします。
今回の地震で被害を受けたアップル製品をご愛用のお客様に対して、修理可能な製品につきましては無償でピックアップ&デリバリー修理サービスの特別修理を実施いたします。ご利用の際は、AppleCareサービス&サポートライン(0120-27753-5)までご連絡くださいますようお願い申し上げます。[2011.03.22]
こういう記事を待っていました。
Ep.10 災害への取り組み 2011/03/30
「天皇、皇后両陛下は30日午後、東日本巨大地震の被災者約290人が避難している東京武道館(東京・足立区)を訪問された。」
被災地への応援で何が出来るか?
Ep.11 災害への取り組み 2011/04/02
地震からもう3週間たちました。
ツイッターで茨城県の人をフォローしています。
会話の一部
@東京 「頑張れを言われ続けるとプレッシャーにならないか?」
@茨城 「頑張れといわれるとうれしい。」
@私 「頑張れ!」
@茨城 「ありがと〜がんばります。」
うらやましいほど良い性格。
茨城がますます好きになります。
「南三陸町と周辺地域への祈り」(三陸町応援ブログ)を応援しています。
ブログの主は三陸町出身です。
帰る実家は津波で消えましたが両親健在です。
同級生とその家族の消息確認が続いています。
友達を通じて羽毛布団を送りました。
タバコを吸いたい人がいると聞いてコンビニでタバコを買って現地に行く人に預けました。
数が少ないので現地で取り合いになるかも・・・
取引先で被災地支援の企画のお手伝いをしました。
間接的なボランティアです。
まだまだやれる事がありそうです。
かんばりま〜す。(@茨城の真似)
南三陸町の被害と東日本大震災の被害を混同しないようにしましょう。
Ep.12 災害への取り組み 2011/04/04
南三陸町(2011年2月)人口17,666/男性8,655/女性9,011
南三陸町公式ホームページより抜粋
東北地方太平洋沖地震に係るプレス発表資料(2011-3-30)
搬入遺体数(3会場) 328体(前日より 6体増)
うち身元確認済み 322体(前日より 3体増)
避難人員 9,420人(前日より95名増) ※避難所: 45箇所
南三陸町での被害は上記のようになっています。
全人口が17,666人なのに1万人を超える死者・行方不明者の被害が起きたと錯覚しないようにしましょう。
避難者数を見ても南三陸町だけで行方不明者が1万5千人になる事はありません。
東日本大震災から3週間以上が経ちますが、これまでに死亡が確認された人は4日午前10時現在で1万2000人を超え、1万5000人以上が行方不明のままになっています。
警察庁のまとめによりますと、4日午前10時現在で地震・津波による死者は1万2157人、警察に届け出があった、行方不明者は1万5496人となっています。死者の数が最も多いのは宮城県の7431人、次いで岩手県が3540人、福島県が1126人となっています。
TBSニュース(04日11:04)
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インターネット上の流言飛語への適切な対応について関係団体に要請しました(総務省)発表
Ep.14 災害への取り組み 2011/04/07
総務省のホームページへ
「総務省は、社団法人電気通信事業者協会、社団法人テレコムサービス協会、社団法人日本インターネットプロバイダー協会及び社団法人日本ケーブルテレビ連盟に対し、東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語について、各団体所属の電気通信事業者等が表現の自由に配慮しつつ適切に対応するよう、周知及び必要な措置を講じることを要請しました。」
私たちも十分に気をつけましょう。
国と東電に裏切られた気持ち、憤りも…福島知事
Ep.15 災害への取り組み 2011/04/08
国と東電に裏切られた気持ち、憤りも…福島知事
新聞社の取材での福島知事の言葉です。
福島県民の複雑な気持ちを察する事が出来ます。
ヨーロッパでは反原発、アメリカは原発推進、世界が日本を見ています。
今回の原発事故でエネルギーに関する私たちの関心と考え方が変化しているのは間違いないでしょう。
原発は最も高価な発電方法になってしまった。
Ep.16 災害への取り組み 2011/04/09
今回の原発事故で今後どれくらいのお金がかかるのだろう。
福島県の原発周辺の方々への保証金。
土壌汚染での被害金額。
海産物への被害。
近隣の操業出来なくなった工場の被害金額。
電力不足で起きた関東東北の操業時間の短縮による被害金額。
復興にかかる費用。
アメリカ軍の費用。
自衛隊の費用。
消防署や警察の費用。
被爆者の治療費。
ストレスが原因の一般の方々の医療費。
廃炉にかかる費用とその後の監視にかかる費用。
事故による日本経済への影響と損失。
まだまだ有りそうだけど・・・
不確かな見積もりしか出せないけど間違いなく言えるのは、
原発の発電コストは巨額になった。